●越谷章監督

第1セットは出だしにつまずいて、ちょっと自滅のようなところが出てしまいました。第2セット以降はそこを引きずらずに切り替えられましたね。サーブとサーブレシーブがしっかりしていたので優位に立てたというところと、要所でディフェンスからのアタック得点、ブレイクを取れたのが今日の勝因なのかなと思います。
ーー第2セットから流れが変わったポイントは何でしょうか。これといった決定的なものを見出しにくいのですが。
越谷:うーん、正直、特別にポイントとなるものはないんですよ。うちは想定通りのことを実行していっただけで。第2セットはどっちかというと相手の攻撃が乱れてしまったのかな、と。もちろん(サーブで)プレッシャーをかけられたとは思うんですけどね。あとは向こうも連続失点が多く出て、そこでバタついてしまったのかな。こちらも多少連続失点はあったんですけど、そこにみんなが影響されなかった。淡々と試合が進むような感じでいったな、と。

ーー第1セットはクラン・ ヤナが抑えられていましたが、試合の中で修正して数字を戻せたのは?
越谷:気持ちの整理ですかね。第1セットは…精神面を言葉で表現するのはなかなか難しいですが、逆に言うと第2セットは「普通」なんですよ。だから僕も第1セットは別にいいや、みたいな(笑) 次のセットに向けてしっかり準備すればいいのかな、と。第2セットはサーブレシーブが立て直せたというのと、アタックのコンビ、しっかりミドルを使ったり、ライトを見せたりというところができていましたし、そこでレフトが楽になったのかなと思います。
ーー石川選手が6割近い決定率を残しました。日本人選手の中ではNECの古賀紗理那選手が違う次元というか、今、ちょっと手が付けられないというか、国内の中では一段階抜けてしまっている状況かと思います。ただ、最近の石川選手もその領域に足を踏み込み始めた、そんな感じを受けるのですが。

越谷:普通にすごいんじゃないですか、石川は。今も安定してすごいです。より得点力が上がっているのは確かなんですが。でも、そのことに驚くというよりも、その感覚が僕の中では普通になっちゃっているんで(笑) 他から見たらすごいんですよ、目茶目茶すごい。僕もすごいと思っているんですけど、もうそれは当然だろうというか。
この二人はやっぱり軸でしょうね。日本代表の。飛び抜けてますよね。そこは認めています。
