2025年11月24日に急逝された鎮西高校バレーボール部の名将・畑野久雄監督。畑野先生の教えを受け継ぎ、第一線やそれぞれの道で活躍する6名の関係者(元日本代表の朝日健太郎さん、後継者として新監督に就任された宮迫先生、諸隈直樹さん、日本代表として活躍する宮浦健人選手、ビーチバレーとの二刀流に挑む水町泰杜選手、中央大学4年の舛本颯真選手)にお話を伺いました。第2回はあとを受け継いだ宮迫竜司監督と、元日本代表の諸隈直樹さんです。
指導者としての原点と引き継がれる信念 鎮西高校バレーボール部監督 宮迫竜司先生

後継者の宮迫竜司監督 撮影:坂本清
畑野先生との時間は、私の指導者としての原点です。現役時代からご指導いただき、コーチとしても長く共に戦わせていただく中で、技術以上に大切なものを学びました。
畑野先生は常に「当たり前のことを当たり前にやる」ことを徹底され、ミスを嫌い、基本を何よりも重んじる姿勢を貫いておられました。その厳しさの中にある深い愛情と、勝負所でエースに託す覚悟は、今でも私の中に強く残っています。言葉数は決して多くはありませんでしたが、一つひとつの言葉に重みがあり、選手や指導者の心に響くものでした。

宮迫監督と鎮西高校生たち 撮影:坂本清
畑野先生と共に経験した日本一の喜び、そして日々の積み重ねの大切さは、かけがえのない財産です。これからは、その教えや信念を胸に、鎮西高校男子バレー部の伝統を守りながら、さらに前へと進んでいくことが私の使命だと感じています。