「キドヒナ」がリベロ戦国時代に名乗りを上げる。岡山シーガルズ・城戸陽菜の挑戦 SV女子

「キドヒナ」がリベロ戦国時代に名乗りを上げる。岡山シーガルズ・城戸陽菜の挑戦 SV女子

岡山シーガルズ・城戸陽菜 インタビュー

会見・コメント SV女子 バレー 黒鷲旗 堀江丈 バレーボール Vリーグ SVリーグ 日本代表

リベロはまさに戦国時代だ。小島満菜美、岩澤実育、福留慧美、西村弥菜美、西崎愛菜ら日本代表登録メンバーが国内外でプレーし、互いにしのぎを削っている。

そんな中で、バレーボール・SVリーグ岡山シーガルズの城戸陽菜(22)も着実に存在感を高めている。

2024年の黒鷲旗でベストリベロに輝いた城戸は、ディフェンスに定評があるチームの守備の要だ。
昨季最終戦の埼玉上尾戦では、オーバーハンドパスを積極的に使った。

試合後の会見で、城戸本人はその理由をこう語った。

「アンダーより、オーバーハンドで返した方がセッターもリズムが作りやすい。セッターがリズムを作れれば、最終的にスパイカーが気持ちよく打てる。意識して使っています」

選択の問題だけでなく、プレーの難しさもある。
「ボールの落下地点に早く入らないと、オーバーハンドパスは使えないんですけど、そこに関しては自分の読みが大事になってきますね」

シーガルズの最大の武器は「粘り」だと城戸は明言する。自身の役割については次のように話す。

「シーガルズの一番の武器は粘りだと思っていて、私自身その粘りのチームのリベロですので、1本目を触るっていうより、つなぎの部分で貢献したいなって思っています。粘りに加えて精度だったり、どういう意図を持って2本目を上げるか、そういう細かな部分を追求していきたいですね。最後にスパイカーが決めてくれるまで粘る、そこを一番頑張りたいと思っています」

代表に対する意識も、無論あるようだ。城戸が控えめに話す言葉の中に、その意欲が窺える。

「日本代表のリベロがいるチームには、気持ちの部分で、私も負けられないっていうのは少しあります」

その言葉を裏付けるかのように、こうも話す。

「他の人と一緒だったら、何かこう、自分の武器とかがないと。キャリアのある人に対して勝る何かを、探していきたい」

城戸は信念を持って自分の武器を磨いている。
今季初戦はもうすぐだ。日本人らしさやフロアディフェンスの強さを前面に押し出してきたチームは、初めてアメリカ人選手を迎え入れ、変革の年を迎えようとしている。
岡山の「キドヒナ」が新たな舞台でどう輝くのか、注目したい。

撮影 堀江丈

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