タイ代表の主軸であるチャッチュオン・モクシーがバレーボールSVリーグの埼玉上尾メディックスに加入した。愛称はビビ。

2018-19シーズンのPFUブルーキャッツ石川かほく、2023-26シーズンのヴィクトリーナ姫路に続き、日本での3チーム目となる。
チームに合流して約2週間後、開幕節ではメディックスの中で唯一GAME1・GAME2ともにスタメン出場し、2試合とも攻守両面で存在感を示した。
タイ代表として2026年アジア選手権で優勝を果たし、ロス五輪の切符を掴んだ。中国との決勝戦、最後の1点を決めたのも彼女である。
今や堂々たるアジアのトップ選手。
満を持しての加入と思いきや、チャッチュオンは意外な言葉を口にした。
「メディックスは強いチーム。自分がついていけるかどうか不安がありました」
■チームメイトがプレーしやすい状況をつくる

しかし、練習に参加してチームの雰囲気の良さを感じ、その不安は払しょくされていったという。
初戦スタメンに名を連ねたことで次の目標ができたと、彼女は話す。
「どうやってチームメイトがプレーしやすい状況をつくるか、ということをまず考えています。それから、(自身が)どうやって打つかとか、プレーのやり方です。一番点を取るにはどうしたらいいのか」
大久保茂和監督は次のように評価する。
「攻守で存在感を示してくれた。ボールがセッターに返れば早いタイミングで打てる。崩れたときもインナーやラリーを継続させる選択ができる選手。アジア選手権で日本が敗れたのも彼女のパフォーマンスの高さが一つの要因だった。彼女の判断力はサイド陣の手本になる」
日本が好きで、日本のリーグも好きで、日本でいろんなところに旅行したいと話すチャッチュオン。
SVリーグではレシーブなど自身のディフェンスに磨きをかけたいと抱負を述べた。
埼玉上尾メディックスのスローガンは「新風」。
チャッチュオン・モクシーがチームに風を呼び込む。