久々に輝きを魅せた手塚

2月20日の堺戦で久しぶりに存在感を魅せたのが手塚大だった。第2セット途中から佐藤望実と交代して、アウトサイドヒッターに入った。手塚は高い打点からブロックの上から打ち下ろすなど、高い決定力を発揮し、効果的なジャンプサーブでも堺を脅かした。ただ、終盤は堺のマークが厳しくなったこともあり、決定力がやや落ちたが、久々に手塚らしさを発揮していた。
長年FC東京を支えているチーム屈指のアタッカーだが、この2シーズンは徐々に出場機会を減らしていき、今シーズンはワンポイントでの出場が大半だった。
久しぶりに会見に登場した手塚に、どうやってモチベーションを保ったのか聞くと、
「試合に出る機会は少ないんですけど、自分はいつでも出られる準備はできている。そこで出てしっかりと役割を果たさないといけない。久しぶりに出たからといって、あまり変わらず、自分のできることをやろうと思った。(モチベーションは?)スタートメンバーをしっかりバックアップして、やっぱりチームスポーツなんで、ベンチメンバーがいつでも入って、チームの流れを読み込めるように、それを心がけて常に準備しているつもりです」
と苦笑いしつつも答えた。
真保監督も
「佐藤のところで失点が連続していたので、手塚がサポートというところで入れました。もし手塚のアタック決定率がよくなければ、また佐藤には戻そうとは考えていましたが、良かったのでそのまま起用した。4セット目中盤まで決定率60%を超えてよく、最終的にはやや落ちたが良い仕事をしていた」
と評価していた。
今シーズン、チームのアウトサイドヒッターは、佐藤が一皮むけてポジションをつかみ、若手の迫田も大黒柱になりつつある。とはいえ、手塚が持つ高さや、リズムに乗った時のスパイクの爆発力は、まだチーム随一だろう。まだ32歳。老け込む年でもない。今後も活躍が期待される。