
ミラノの中心地ドゥーモにて マサジェディ翔蓮 撮影:中西美雁
バレーボール界期待の動ける2m超えの若手アウトサイドヒッター、マサジェディ翔蓮。チャンスに恵まれ、練習生としてではなく試合に出場できる「選手」としてイタリアセリエAの中堅チーム、パワーバレー・ミラノに3ヶ月帯同。このインタビューでは1月に現地で手応えを聞いた。後編はミラノでの最後の夜のミニインタビューと、帰国後、大学リーグに復帰した試合後のインタビューをお送りする。
イタリア・セリエA「パワーバレー・ミラノ」合流の経緯

父・ライアン・マサジェディ氏と ライアン・マサジェディ氏提供
――今回は短期の「留学」という形ではなく、すぐに試合に登録・出場できる選手(契約選手)としての渡意となりました。このお話が決まった時はどのように受け止めましたか?
翔蓮: 最初は、父(ライアン・マサジェディ氏)から「大学に入学したら、春休みなどの期間を使って海外のどこかへ行かせたい」という話を聞いていました。確定ではないものの、前年の坂本アンディ選手たちのような派遣の話を耳にしていたんです。
そんな中、ミラノ側でアウトサイドヒッターの怪我人が出てしまい、選手不足で練習すら成り立たない状況になりました。「とにかくすぐに選手が欲しい」というチームの事情と、父からの「もし将来Vリーグや日本代表を目指すなら、こんなチャンスは二度とないかもしれない。絶対に行くべきだ」という後押しが重なり、12月のクリスマス前に急遽チームへ合流することになりました。
先輩・大塚達宣選手の存在と、現地での生活

2025-26シーズンをイタリアセリエAで戦った日本人選手 垂水優芽選手・大塚達宣選手と ライアン・マサジェディ氏提供
――チームには日本代表でもある大塚達宣選手(当時2年目)も所属されています。同じ日本人選手がいる安心感はありましたか?
翔蓮: やっぱり一番大きかったのは「言語面」ですね。自分はまだイタリアに来て1ヶ月経っておらず、挨拶やバレーに関する簡単な単語しか話せないので、本当に助けられています。自分がコートに立った時も、大塚さんがわざわざ近くに来て通訳や指示をしてくれるんです。もともと全日本で活躍されていて尊敬していた選手ですし、一緒にプレーできる嬉しさに加えて、精神的にもすごく大きな支えになっています。
――イタリアでの食生活など、生活面はいかがですか?
翔蓮: 食事はまったく問題なかったですね。母がイラン料理を作ってくれる家庭環境だったので、パスタやパンを中心とした食生活には幼い頃から親しみがありました。現地に来てもスムーズに適応できています。もちろん、日本の味が恋しくなることもありますけどね(笑)。