【支える人々】バレーボールの熱狂を、部屋から世界へ。インフルエンサー・エグチが語る「自分だけのポジション」と未来

【支える人々】バレーボールの熱狂を、部屋から世界へ。インフルエンサー・エグチが語る「自分だけのポジション」と未来

【支える人々】バレーボールインフルエンサー・エグチさん

インタビュー Others バレーボール協会 川合俊一

コート上の熱気をそのままに、独自の切り口でバレーボールの魅力を届けるインフルエンサー・エグチ氏。内定を蹴って飛び込んだ配信の世界、TikTokでの大ヒット、そして「専門家」ではなく「一人のオタク」として熱狂を共有する独自のスタンス――。彼の歩んできた軌跡と、バレーボール界の未来に向けた挑戦について、一問一答形式で詳しく伺いました。

――まずはじめに、ご自身のルーツやバレーボールとの出会いについて教えてください。

エグチ:生まれは熊本県で、8歳から18歳までの青春時代は沖縄県で過ごしました。バレーボール自体は中学校から始め、高校時代にはスタメンとして憧れの「春高バレー」の舞台にも立つことができました。

ただ、当時から自分自身がコートでプレーすること以上に、「試合を観戦すること」に凄まじい魅力を感じていたんです。九州大会で他校のライバル選手たちのプレーを見て一喜一憂したり、プレースタイルに魅了されたり……。振り返ってみれば、高校生の段階で既に根っからの「バレーオタク」としての素質が開花していたのだと思います。

――高校卒業後、インフルエンサーという現在のキャリアへ進むことになったキッカケは何だったのでしょうか?

エグチ:大学2〜3年生の時、友人に誘われて応募したVライバー(VTuber)のオーディションがすべての始まりでした。軽い気持ちでの参加でしたが、とんとん拍子で審査を通過し、最終選考のラスト8人にまで残ることができたんです。その際、審査員から「トークの掛け合いや引き出しの多さがズバ抜けて面白い」と大絶賛されました。

この成功体験によって、「自分は裏方ではなく、表舞台に立って言葉を届ける人間なんだ」という強い確信を得ました。当時すでに映像制作会社への就職内定をいただいていたのですが、それを辞退し、覚悟を決めてYouTuberとしての活動をスタートさせたんです。

――順風満帆なスタートから、どのようにして「バレーボールインフルエンサー」へシフトしていったのですか?

エグチ:最初はユニットでYouTube活動をしていたのですが、相方の体調不良なども重なり、活動の方向性を再考せざるを得ない時期がありました。そこで、当時急速にトレンドとなってきたTikTokにプラットフォームを移し、自分の原点である「バレーオタク」としての知識や熱量を前面に出した発信を始めてみたんです。

すると、これが想像以上の大ヒットを記録しました。自分の「好き」という熱量とプラットフォームの波が完璧に噛み合い、一気にバレーボールインフルエンサーとしての認知を広げることができました。

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