【支える人々】バレーボールの熱狂を、部屋から世界へ。インフルエンサー・エグチが語る「自分だけのポジション」と未来

【支える人々】バレーボールの熱狂を、部屋から世界へ。インフルエンサー・エグチが語る「自分だけのポジション」と未来

【支える人々】バレーボールインフルエンサー・エグチさん

インタビュー Others バレーボール協会 川合俊一


ライブ配信中のエグチさん  本人提供

――現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか?自身の肩書きについての考えも教えてください。

エグチ:活動内容は非常に多岐にわたっています。軸となるのは自宅での動画制作・投稿を通じた広告収入や企業案件の獲得ですが、それだけにとどまりません。試合会場でのMCや、各種トークイベントへの出演、バレーボール大会の広報活動など、リアルな現場での仕事も多くいただいています。

ただ、自身の肩書きについては、現在も模索中なんです。「インフルエンサー」や「バレーオタク」といった既存の言葉だけで自分を定義してしまうのは、少し違うのかなと感じていて。既存の枠にとらわれない新しい立ち位置を作りたいと考えています。

――多くのクリエイターがいる中で、エグチさんならではの「強み」や「ポジション」はどこにあると考えていますか?

エグチ:他のクリエイターの方々は、試合会場や現場にアクティブに足を運んで現地レポートをするスタイルが多い印象があります。しかし僕は、それに加えてあえて「自宅からの発信」をメインの軸に据えています。

現地に行けないファンと同じ目線で、自宅から熱狂を発信する。そうすることで、「これからバレーボールを見始める初心者の方々にとっての、一番親しみやすい入り口」という独自のブルーオーシャンを構築できていると感じています。

――動画制作や発信において、最も大切にしているスタンスは何ですか?

エグチ:「専門的な解説者にはならない」ということです。元プロ選手や専門家の方々による高度な技術解説や戦術分析には心からリスペクトを払っています。だからこそ、自分が目指すのはそこではありません。

僕自身が大切にしているのは、「視聴者の皆さんと一緒に試合を見て、一緒に熱狂するスタンス」です。難しい専門用語で分析するのではなく、一人のファンとして試合に一喜一憂し、感情をリアルタイムで共有する。ファンと同じ目線に立ち続けることこそが、自分のコンテンツの核だと思っています。

――最後に、今後の目標やバレーボール界での新たな挑戦について教えてください。

エグチ:単なる「一時的な話題を提供する一インフルエンサー」の枠を抜け出したいと考えています。

理想とするのは、日本バレーボール協会会長の川合俊一さんのような存在です。タレントや解説者、競技団体のトップといったあらゆるメディアやエンターテインメント、ジャンルの垣根を軽やかに超えて、世間一般へバレーボールの普及と認知を広げていく姿に強く憧れています。

SNSの枠を超え、多角的なメディアやアプローチを通じてバレーボールというスポーツの魅力を広め、業界全体に深く、そして持続的に貢献できる新しいキャリアモデルを確立すること。それこそが、これからの僕の次なるステップであり最大の挑戦です。

プロフィール
エグチ|バレーボールインフルエンサー
InstagramやTikTokのショート動画を中心にバレーボールの魅力を発信。 YouTube番組『週刊PUSH TALK!』の企画・運営をはじめ、大会アンバサダー、ゲームMC、トークイベント出演など幅広く活動中。

取材・文・写真:中西美雁

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