6日から第3節となるバレーボールSV.LEAGUE男子。トップリーグ昇格後4シーズン目を迎えたヴォレアス北海道は開幕節のGAME2、アウェイでサントリーサンバーズ大阪にフルセットの末、初勝利を果たした。
続く第2節では現在首位のジェイテクトSTINGS愛知を迎え、リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館にて今季初のホームゲーム2連戦を行ったヴォレアス。結果は2試合とも1-3で敗戦となったが、落としたセットもデュースに持ち込むなど善戦した。
第3節も引き続きホームゲームとなり、6日はフラーゴラッド鹿児島とナイトゲームで対戦し、ホームでの初勝利を目指す。
本稿では第2節の記者会見コメントをお届けする。

■10月31日GAME1
ヴォレアス北海道 1-3 ジェイテクトSTINGS愛知
(23-25 25-16 24-26 12-25)
●エド・クライン監督
まずは新しいシーズンが始まったこと、本当に嬉しく思いますし、特にこのホームゲームで多くのファンの皆さまの前でプレーできることを、嬉しく思っています。
シーズンが始まる前の期間もシーズン始まってからも、いい形でできていたので、ファンの皆さまの前で、そういったものを見せたいなとも思っていました。
今日の試合の大半、75%ぐらいは良いプレーが出せたのではないかと思っています。
また、3-0で勝つことができる可能性もあったのではないかとも思っています。相手のコーチの方とも話し、そういった言葉ももらいました。
試合の中で、経験値が足りてなかったなと感じました。STINGS愛知さんに関しては、特に昨シーズン、競り合った試合を多く経験してきました。
1セット目に関しても、アタックやサーブが良かったのですが、ただ最後のところで藤原直也選手のサーブのところで崩されてしまって、落としてしまいました。
2セット目に関しても、素晴らしいプレーができたと思っています。1セット目を落としてしまったことによって揺らぐことなく、2セット目はいい形でプレーすることができました。
3セット目に関しては、最後のところでSTINGS愛知さんに逆転されてしまった印象を持たれる方も多いと思いますが、実際には相手のサイドアウトのところが本当に高い確率で取れていたので、そこが要因かなと思います。ステファン・ボワイエ選手を止めることができなくて、彼がチームを巻き返したなというふうに感じました。
4セット目に関しては、本当にポジティブなところを言うのが難しかったなと思っています。最初、攻撃面は効果的に決まって良かったのですが、そのあと本当に崩れてしまいました。
今シーズンはいいバレーボールができていると思いますので、さらに、しつこさというところがタフなチームを倒していくためには必要になってくると思います。
今日の相手チームにも、称賛の声をあげたいですし、明日に向けて、よりしっかり準備して臨んでいきたいと思っています。
●メルト・タンメアル選手
全体としての、自分たちのプレーに関しては、ポジティブだったのではないかと思っています。昨シーズンと比べても、試合の中で、安定性が出ていた部分もあったと思います。
ただ、セット終盤とか、そういった場面で、自分たちが、より落ち着きを保ってやっていく必要があるという学びを得ることができたと思っています。
サントリーとの試合に関しても、2回似たようなシチュエーションがありました。
自信や落ち着きがより出てくれば、リーグのどのチームと戦っても勝つことができるのではないかと思います。
●ウルリック・ダール選手
今日の試合は、サントリーとの第1戦を思い出させるような試合でした。試合の大半を自分たちがコントロールしていたのにもかかわらず、最後のところで負けてしまったところが似ていました。
まだわからない部分が多いのですが、新しいメンバーとして自信が足りていないとか、チームメイトからまだ信頼を勝ち得てないとか、そういったところがもしかしたらあるかもしれない。そこもまだ自分の中で消化ができてない部分でもあります。
精度の高い試合ができましたが、自分たちがより高いレベルに行くためには、試合の最後までこのレベルを保っていくことが必要になると思います。
―ウルリック選手に。日本でのプレーはヴォレアスが3チーム目となりますが、ここまで戦ってみてのヴォレアスの印象は?
ウルリック:システムを持ってプレーしているチームだなと思っています。しっかり相手チームを研究して、弱点を見つけて、対策して戦っているなと。そこが過去に在籍したチームとの大きな違いではないかと感じています。

●外崎航平主将
今シーズン1回目のホームゲームということで、会場もすごい盛り上がりましたし、僕たちもスタートをいい形で切りたいっていう気持ちで試合に挑んで、4セット目以外のほとんどの試合の状況で、自分たちがうまくコントロールできたと思います。終盤の、1セット目だったら藤原選手のサーブや、3セット目終盤の堺選手のサーブなどで、大事なポイントを取りきれなかったところがあったと思いますが、基本的には僕たちがいい形で試合進められたと思います。先週もサントリーさん相手に自分たちがいいプレーをしながらも試合を落とすというところがあり、また今回もそれが起きたので、そこをまた切り替えて、今日の試合を振り返って、自分たちがもっとどうしたらいいかとか、この終盤の戦い方だったりとか、そういうところでもう少しレベルアップしていけたらいいなと思った試合でした。
●池田幸太選手
ホーム開幕戦ということで、すごくいい雰囲気の中で試合をさせてもらいましたが、結果は敗戦という形でした。外崎選手も述べたとおり、すごくいい状態が続いてたんですけど、相手の1つ1つのサーブだったり、ブロックだったり、スパイクだったりという、ちょっとしたところで、勝ちきれなかったと思います。
先週同様、内容がいい場面がすごく多いので、明日に向けて、またしっかり調整して、勝てるように頑張りたいと思います。
●山岸隼選手
前の2人と重なってしまうんですけど、いい流れがすごくあった分、勝ち切らなければならないということは今日学べたことでもありますし、先週の土曜日も同じことがあったので、今後の試合につなげることができれば、今後はもっとこういう試合に勝ち切ることができるのではないかと思った試合でした。

■11月1日GAME2
ヴォレアス北海道 1-3 ジェイテクトSTINGS愛知
(25-20 27-29 20-25 21-25)
●エド・クライン監督
今日は、本当に多くの修正をしつつ、より良い結果を出すために決意を持って試合に臨みました。
今日はティモ・タンメマー選手に関しては、リスクを負わずに外す形にしたので、ミドルに関しては山田航旗選手をスタメンで起用しました。
1セット目の入りは良かったと思っています。調整したところに関しても3本のエースとブロックポイントもあったので、そこは本当に良かったです。
2セット目に関しては、昨日や先週にもありましたが、自分たちがリードしていた状況を最後で、失ってしまいました。
で、2セット目に関しては、サーブがとても良くて、相手がハイボールのシチュエーションが多かったのですが、そういったシチュエーションで、こちらが決める、止めることができずに、相手に決められてしまいました。この2セット目が、残りの試合の方向性を決めた部分があったかなというふうに感じています。
オフェンスのところで少し苦戦した部分もありましたが、それでも最後まで、戦い続けたと思います。
オフェンスで苦戦してしまったところは自分たちの話だけではなくて、相手チームが良かったっていう部分もあったと思います。ブロックの準備されてきた部分やディグが良かったなと感じました。
あとは、ティモ選手がいなかったというところで、相手のミドルブロッカーの選手に対してのブロックの部分で彼の力が必要だったという部分もありました。
ボワイエ選手は昨日も素晴らしかったですし、今日もメインで彼が打っていたのは変わらないのですが、ただ、今日の我々の彼への対応には結構満足しています。
というのも、彼は昨日ほど素晴らしい効果率が出ていたわけではなかったからです。
相手の10番の藤中謙也選手が今日の試合のキーの選手だったかなと思っています。
彼のアタック効果率についても、いつもよりも高かったです。
彼はいろんなシチュエーションで決める手段をその場その場で見つけていたなと思いました。特に2セット目の、あの重要な場面で彼はしっかり決めていました。
なので、STINGS愛知さんのようなチームと戦うためには、本当に多くのことが自分たちの中でうまくいく必要もあります。例えばC・Dパス、ブロックのところが今日はうまくいかなかったり、オフェンスのところも最後のところで落ちてしまいました。
正直、今、自分たちは今日の試合も含めて、勝てるクオリティを出せていたとは思うのですが、ただ、もう少し、実際に勝っていくためには、時間が必要になるかなというふうにも感じました。

●外崎航平主将
昨日の敗戦を経て、夜にボワイエ選手をどう止めるか、サーブを崩して相手のハイセットからどうブロックするかといった内容のミーティングをしましたが、なかなか止められなかったり、ハイボールで藤中謙也選手に、ロールショットでブロックアウトを取られる場面が結構多くて、こちらとしても、もどかしいシーンが何個もありました。
1セット目は取れたんですけど、難しい状況の中でどう打開策を見つけていくかというところで、できたこともあります。2セット目の終盤などもリードされてて追いついて、いいところで2本のサービスエースなどもありました。そういったところで、昨日もそうですけど、もう少しレセプションを我慢して、自コートにおさめて攻撃につなげることをもう少し詰めてやっていければ、結果は変わってくると思います。チームとしても連携を取って、難しいボール、リバウンドを取ったりとか、そこからの攻撃の部分を、もう少し詰めてやっていきたいなと思いました。
●山岸隼選手
個人的には、数字などを何も見てないのでまだわかりませんが、感覚としては、サイドアウトのアタックの効果率が多分足りてなかったのかなと感じています。また、ティモの代わりに山田が入り、そこは効果的に使わなければいけないという意識の中でやっていましたが、
合わなかった場面もありました。練習では合ってるんですけど、試合で合わなかったっていうところは、今後の課題でもあります。あとはチームとしては、せっかくサーブで崩したところでブレイクが取れない。相手が難しい状況で決めてくる場面で止めきらなきゃいけないというところは考えなければいけない。でも、ティモがいなくてもこれだけ戦えたことは良い収穫かなと思います。
●山田航旗選手
個人的にティモ選手の代わりに入って、ミドルとしてブロックの面でタッチを取ったり止めたりする意識はしていたんですけど、相手のスパイカーに好きなように打たれて、抜かれる場面が多くて、今後の課題だなと思いました。これからそこをどんどん修正して、頑張っていきたいと思いました。
●三好佳介選手
昨日に比べて一貫性という部分を出せたところが良かったのかなと思います。相手選手に決められるのはもうわかってたんですけど、藤中選手だったり、両ミドルに多分7割、8割ぐらい決められてるので、そこをしっかり止めないと厳しいので、もっと改善していけたらと思います。
――山岸選手と山田選手に。お2人は同い年で過去にVC長野(現・信州松本トライデンツ )で少し一緒にプレーしたことがあるかと思いますが、コンビを合わせたことはあるのでしょうか?
山岸:VC長野時代の内定選手で、同じタイミングが入ってるので。コンビを合わせる、というか練習を一緒にしてたので、たぶん合わせられてると思います。
――全く初めてではないことと、同い年ということで、お互いに合わせていく上でコミュニケーションをとりやすい部分もありますか?
山田:自分の要求は気兼ねなく言えてる関係ではあると思います。
山岸:そうですね。そもそもやりづらい選手を作っちゃいけないっていうところはあるんですけど。僕も去年、一昨年とVC長野の山田を見てるので、そこの武器を生かさなきゃいけないっていうところはわかってるので、コミュニケーションを取るようにしています。
――外崎選手に。来週のF鹿児島戦に向けて、個人としてと、チーム全体、キャプテンとして、どのように戦っていくかというところを教えてください。
外崎:個人としては、レセプションをもう少し僕個人もそうですけど、チームとしても安定させることは僕のリベロの仕事ですし、声かけも大事だと思っています。そういったところで守備を作って、しっかりセッターに返して、トスを上げやすくしてもらって、スパイクを決めてもらうためにまず1本目の安定感をもう少し出していけたらと思います。
チームとしては、今まで僕たちはトップリーグに上がって、常に挑戦者としてやっていく気持ちだったんですけど、次の対戦相手は逆にそういう勢いがあるチームだと思います。そういう意味で僕たちが受け身になったら足をすくわれるというか、ホームゲームですけど相手にいいプレーが出たらすごく乗ってきて、僕たちが慌てちゃうこともあるかもしれません。なので、どんな相手にも受け身にならずに常に向かっていく姿勢で、チャレンジャーの気持ちで戦いたいです。そうすればいい結果につながると思うので、気持ちの持ち方というか、メンタルのところで、しっかり強い思いで戦いたいと思います。