10月30日に行われたバレーボールSVリーグ女子レギュラーシーズン第3節GAME1、NECレッドロケッツ川崎対KUROBEアクアフェアリーズ富山の試合後会見から、KUROBEアクアフェアリーズ富山のコメントをお届けする。
試合はカルッツかわさきで行われ、富山が3-0で勝利。開幕4勝目となった。富山は続くGAME2も勝利。5勝目を挙げている。

NECレッドロケッツ川崎 0(15-25、25-27、24-26)3 KUROBEアクアフェアリーズ富山
⚫︎山口真季主将(ミドルブロッカー)

今日は特に第2セット、第3セットで相手にリードを許す中で、自分たちで勝ち急がない、取り急がないということをしっかりとできました。 後半20点以降の戦いで最後に巻き返してセットを取れたというのは、すごく自分たちにとっていい展開でした。そこを継続するのと、中盤に連続失点をする回数も減らしていかないといけないので、そこはチームでしっかり修正していきたいと思います。
――開幕から好調です。ここまでの手応えと、キャプテンとして心がけていることは。
山口:チームとしては4勝目ということで、すごくいい流れだと思います。外国籍選手が得点源になってくれたりとか、ディフェンス面でも拾ってくれるっていうのがチームの助けになっています。
何よりメンバーチェンジで入った人たちが活躍をしてくれています。
(そういう良い状況で)交代で入ってくる選手は簡単ではないのですが、良い流れを変えずに、さらに良くしてくれることが今年のチームの強みだと思っています。
キャプテンとしては、特に何もしてないんですけれども、コートの中を客観的に見たりとか、あまり波を作らないように自分は心がけているので、そういうことが少しでもチームのためになっていたらいいなと思います。

――代表を経て、ブロックへの意識は。
山口:代表を経て、世界で戦って、さらにブロックの自信っていうのは自分自身少し強くなったのかなって思います。
そこを継続していくのと、自分だけじゃなくて、周りに良い影響を与えるようなブロックだったりとか、コミュニケーションを取っていけたらいいかなと思います。
⚫︎古市梨乃選手(アウトサイドヒッター)

考えながらプレーすることが本当に大事になる試合だと思って臨みました。簡単に勝てるような相手じゃなくて、拮抗する場面もあったり、自分たちのいいところもあったりという試合でした。
拮抗した状況の中でチームの中で助け合って、補い合ってプレーできた、それが一点につながったというのが、本当に今日の試合では良かったと思いました。
明日もタフなゲームになると思うんですけど、勝ち切れるまで全員で頑張っていけたらいいなと思います。
――スタメン起用が多くなっていますね。
古市:今シーズンはプレーの波を作らないようにということを考えながら入っていったのですけれども、スタートで入る機会がこんなに多いのは自分の中でも初めてのことで、やっぱり相手も対応してくるし、どこも簡単に決まるような相手じゃない。自分はあまり身長が高くないんですけど、決めるだけじゃなく、相手が苦しむような攻撃が少しでもできたらチームに貢献できるのかなと思いました。自分の強みであるディフェンスで、チームの助けに少しでもなれるように、常に頑張っていこうと今は取り組んでいます。
――昨シーズンのNEC川崎戦でも活躍されました。当時、NEC川崎の中谷宏大監督は「古市選手のブロックアウトの技術にやられた」と話していました。今日は練習の時間に少し話し会話があったようですが。

古市:「あまり強いサーブを打つなよと」言われて、「すみません」って言っときました。
――実際は強く打ったんですか?
古市:はい、もう攻め込むつもりで強く打ちました(笑)
――今季のサーブで工夫しているところは?
古市:去年は片手のジャンプフローターだったんですけど、それをハイブリッドサーブに変えたことが一番大きいです。
私自身今まであまりサーブが強みではなかったので、ミスを出してしまったり、相手に1本で切られてしまうということがすごく多くて、そういうのを自分の中でなくしたくて、たくさん夏場にサーブを練習しました。
どういう軌道で打ったら相手が取りづらいのか、どこに打ったらどう着弾するっていうのをたくさん練習した中で、手応えを感じています。去年まではサーブが回ってきたら不安になる要素がたくさんあったんですけど、今はサーブが回ってきた時に、決めてやるっていう強い気持ちを持って打つことができているので、そこは頑張ってきた成果が今少しずつ出ているのかなと思っています。まだまだ直したいところがいっぱいあるので、これからも頑張っていきたいと思っています。
⚫︎畑葵選手(オポジット)

NEC川崎さんはすごくレベルの高い強いチームという印象です。フルセットまでもつれる展開を想定して、その練習をたくさんしてきました。
今日は自分たちの良いプレーがたくさん出て、特にブロックだったりサーブで序盤から攻めることができたのが勝因だったと思います。
――今日はリリーフサーブでブレイクを取っていましたね。
畑:リリーフサーバーとして、セットの中で1回きりのチャンスなのですが、どれだけチームに流れを引き寄せられるかということを意識していました。
エースでなくてもブレイクすることがチームの流れを引き寄せる一本になるので、とにかく弱気にならず攻めることを考えていました。
今日は最後ミスしてしまったんですけど、全てのセットでブレイクを取ることができたので、「まあ良し」というところです。

――チーム全体のサーブについて。
畑:序盤からフラットに攻めていこうと話していました。全員が攻めて、サービスエースも何本も出て、自分たちの空気感を作ることができたんじゃないかと思います。
――今期の目標は。
畑:前のシーズンが終わってから今シーズン入るまでにフロントでの練習をしたんですけど、やっぱり外国籍選手は力がすごいです。自分ができることを考えたときに、サーブだったり雰囲気を1回で変えることができるのであれば、そこでチームのためになることができると思うので、本音はフロントをやりたかったんですけど…(少し考えて)サーブで、この人が出たら必ずブレイクするっていう選手になれたらいいなと思います。
⚫︎川北元監督

レッドロケッツさんとの対戦ということで、もう本当に激闘になるんだろうなと思っていました。
(NEC川崎は)本当に質の高いバレーボールをしてきますし、強力な攻撃陣がいますので、そこをどういうふうに守るかというところを、とても考えて今日の試合に臨んでいました。
先行されることも、終盤で競ることも想定していたので、やっぱりこういう(競った)ゲームになるんだなと感じています。
なんとか終盤で競り勝つことができましたけれども、レッドロケッツさんは明日になったらまた、切り替えて強いチームになってくると思うので、改めて気を引き締めて、もう1回自分たちの修正もしっかりして、明日の試合に臨めたらと思っています。
――チームは好調。開幕から上手くできているところは。
川北:チームの選手たちが、外国籍選手も含めて非常にコミュニケーション取れています。日本人選手と外国籍選手たちが連携できいているところが、良い部分だと思っています。
――新加入選手の効果について。オング(旧姓・田代)佳奈美が加わったことも大きいのでは?
川北:オング選手が加わったと同時に、安田美南選手も非常に成長しています。勝負どころで戦えるようになってきて、相乗効果が出ていると感じています。

――夏場の取り組みは。
川北:基礎練習、体力的な部分から、チームとしての戦い方も含めて、一人ひとりが自分の良さを活かして、チームの戦力になるようにトレーニングを積んできたので、途中から出る選手も、みんなが自信を持って一緒にプレーできていると思っています。
――古市選手をサイドの中心に起用している理由は。
川北:彼女は本当に非常にディフェンス力が高くて、ガッツのあるプレーをたくさんしてくれます。今シーズンは非常にサーブも好調で、チームに序盤からいいリズムを作ってくれるというふうに思っています。
――サーブの効果について。
川北:チームとしても取り組んでますし、個人としても自分の伸びしろを生かすべく、それぞれが非常に集中して取り組んできました。そういうことが今、はっきり試合で出ているんじゃないかなと思っています。
古市選手は昨シーズン、そこで苦労していたのですが、本当に効果的な練習というか、自分なりの練習をしっかり積んできていたので、それが成果につながっていると思っています。
――昨シーズンは少し後半で苦しみましたが。
川北:昨シーズン、中盤から後半にかけて失速してしまったので、今シーズンは自分たちそれぞれが持っている部分をチームとして活かせるようなチーム作りをしてきたつもりです。
まだまだこれから。本当に一戦一戦、それぞれのベストを活かせるように、私自身もサポートできるように頑張りたいと思っています。
撮影 堀江丈