11月1日にこのはなアリーナ(静岡県)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、東レ静岡対松本TDの試合後、松本TDの会見をお届けする。

■信州松本トライデンツ

●酒井秀輔選手(オポジット)
昨日悔しい敗戦となって、ちょっとした修正と自分たちのバレーをもう1回やり直すというところで試合に臨みました。
個人的には途中出場で、後半の出場でした。
今までの勝つ試合では勢い、エナジーがあってという雰囲気の中での試合でした。
今日は受け身になっていた印象があり、出た時に雰囲気を変えようという思いで試合に臨みました。
第4セット、スタメンから出て空気を変えることはできたと思っています。
第5セットで中盤まで良かったですが、相手が巻き返してきた時の勢いに流れを持っていかれました。
そこで自分たちが踏ん張ることができれば、試合の結果は変わっていたのではないかと思います。
●マックレヴィンディアリス平選手(ミドルブロッカー)
昨日よりはいいゲームだったと思いますし、違ったエネルギーを持ってコートに立てたのは良かったです。
でも、修正するべきところもありますし、来週の試合もあるので続けていくだけです。
●ザカリー・ラマ選手(アウトサイドヒッター)
難しいゲームになりました。
所々自分たちが逃してしまう部分がありました。
特にセットの終盤に関して、勝ちをつかみきれなかった部分があります。
自分たちがやるべきことはまだあるので、そこをやって来週は戻ってこられるように頑張ります。
――3人に。昨日のゲームから今日の試合に向けて、チーム全員で途中出場メンバーも含めて戦えたという印象を受けているが、実際の感覚はどうか。
酒井:スタメンではなかったので、いつでも出られるように準備をしていました。
出る時は流れを変えられるように、今シーズンは誰が出ても強いというのがうちの武器だと思います。
そういったところで、第4セット以降に出たメンバーは準備できていたからこそ戦えたと思います。
悔しい結果になりましたが、このチーム全員で戦う強さは見せることができました。
平:酒井選手が言ったことそのままだと思います。
皆が準備できて、戦う準備ができていました。
シーズンは長いですが、勝つためには全員が持っている力を出すことが必要です。
選手が多くのファンの皆様の前で見せられたと思います。
それが自分たちを活かせる原点となっていくと思います。
チームの厚み、深みという部分は強みでありますし、全員がそれぞれ持っている力をいいタイミングで出していけたら良いと思います。
ラマ:ベンチからスタートして、途中で試合に出てくる役割の仕事は難しいと思います。
今日そこをやってくれたベンチの選手たちを称えたいと思います。
普段からトレーニングをしてきて、特に特別なスキルを持って出てくる選手たちに関して誇りに思います。
出てきて自分たちを勢いづかせる、復活させる役割を果たしてくれて嬉しく、ありがたく思っています。
――来週のホームゲームに向けてどのように準備したいか。
酒井:この土日で出た課題をしっかり修正して、ただ自分たちのやるべきことは変わらないです。
今まで磨いてきたことをもう1回立て直して、自分たちのバレーを多くのファンの皆さんにお見せできるようにコンディションを整えたいです。
連戦連戦でしんどいですが、週末に備えて全員でもう1回戦えるように、自分たちのバレーをもう1回展開できるように準備していきたいと思います。
平:自分たちのサイドのことを来週も考えていき、チームとしてどういう風にやっていくかという部分を、チーム全体で見つけていきたいと思います。
もちろん来週も難しい1週間になると思います。
それでもやるべきことは変わらないですし、ゴールも変わらないので、誰がコートに立っても、どんな時でも、自分たちがやるべきことに集中してやっていきたいと思います。
ラマ:次の対戦相手に向かって歩みを続けるというところで、どのチームも高いクオリティのチームばかりです。
そこに対してしっかり準備をするところです。
自分たちはいいチームなので、集中して取り組んでいきたいと思います。
――ラマ選手に。プロとしての最初のシーズンに日本のリーグを選んだ理由と、SVリーグの印象はどうか。
ラマ:今のところいい日々を過ごせています。
チームも素晴らしいですし、クーパー・ロビンソン選手が昨シーズン(広島THで)プレーをし、良い経験を積んでいたという話も本人から聞いていました。
そのいいところしか聞いていなかったので、プロをここで始められて良かったと思っています。
――平選手に。自分のルーツがある長野のチームでプレーできることについてどう思うか。
平:母が出身の長野のチームでプレーすることは、日本でプレーするよりも特別な意味があります。
そこに関して特別な感情があります。
こうして素晴らしい良い機会を与えてもらえたことに関して感謝しています。
今のところ素晴らしい方向で行っていると思います。
特にいいチーム、スタッフ、コーチに恵まれており、今後自分たちがどういうところまで戦っていけるのかが楽しみです。
――アタックが好調で決定率が高く(75.0%)、シーズン序盤にもかかわらずセッターの選手と合っていると外から見えるがどうか。
平:練習で数を重ねていきました。
特にミドルブロッカーに関しては、そこが重要なことになってくる部分です。
デイビッド・スミス選手とは違うシステムというところがあり、セッターがそこを調整するのは難しいと思います。
そこを自分たちに合わせてセッターが調整してくれることに関して、すごいなという思いもあります。
こうしていいコネクションを作っていけるように、これから働きかけていきたいと思います。
●トーマス・ラーナー監督

自分たちのサポーター、ファンの皆様にありがとうと伝えたいです。
チームがエネルギー、熱量を必要としているのもそうですし、自分たちでも作り上げますが、毎試合戦いをお届けできたと思います。
サポーターの皆様との絆が、ゲームの展開を変えるところに作用したのではないかと思います。
それが昨日より今日の方が強かったという印象があります。
個人的には戦術の戦いというのを、自分たちのスタッフと楽しめました。
相手の東レ静岡のスタッフの皆さんと戦術的に戦う部分を楽しめました。
お互いのスタッフもどこを修正するかという部分を、試合の中でお互いに探して、素晴らしい調整力がお互いにあったと思いますし、誇りに思います。
第4セットは自分たちが取ってというところで、第5セットで相手が息を吹き返してくる中で、自分たちも大事な場面で1、2本ミスが出てしまった部分がありました。
ここも経験になっていくと思います。
そこで自分たちも足を止めなかったことに関しては、戦術的に駆け引きのある感情的な試合ができて良かったと思っています。
――昨日とは変わってフローターサーブにしたと思うがコーチからの指示か。
ラーナー:昨日と1番違った部分に関しては、そういう判断をする覚悟だったと思います。
コーチ陣も選手がどうしたらいいか聞いてきたら、解決策をどう提示するかという準備もしていました。
選手が聞いてこなかったらそのままやらせるところです。
コーチ陣からどこが弱いかというポイントは伝えていました。
今日のフローターサーブに関しては、選手がアイデアを持ってやっていました。
そこも自分でここで攻める、そこに関して遂行するということはやっていたと思います。
――第4セットから出場した酒井選手、藤原奨太選手、伊藤洸貴選手についてどう思うか。
ラーナー:その3人に関しては難しいポジションでした。
2日目の第3セットが終わってからの出番で、難しい状態でした。
酒井選手に関しては正確な数字を覚えていないのですが、第1、2セットの段階では7本中1本くらいで決定率は高くなかったとは思います。
それでも酒井選手は行けるという準備をしていました。
藤原選手に関しても役割が多く変わる中で、常に準備をしていました。
2人ともコートに入れば100%のエネルギー、集中力を持ってやっていました。
コーチングスタッフに関しても、スタートのローテーションを変えようか、マッチアップをこう変えようか、自分たちのレセプション(サーブレシーブ)、向こうのサーバーに対してこちらの方が良いということを働きかけていました。
特に藤原選手、酒井選手が入る部分に関しては、アドバイスや情報を2人に与えられるところを探していました。
何と言ってもその2人が常に準備ができていたところが、1番のポイントだったと思います。
あとはそこを柔軟にやるというところで、何に焦点を当てて何を無視するかというところも、しっかりやれていたと思います。
――3人交代したのは普段練習でやっているメンバーだからか。
ラーナー:その3人を起用したことに関して、自分たちは20人くらいのプレーヤーがいて怪我人もいます。
全員が自分たちの仕事、やるべきことは何かというところを探しながらやっています。
スタートのメンバーが1人、2人うまくいかない、エネルギーが尽きてきてしまっているという局面で、他の選手たちが常に取って代われるような準備ができているところです。
お互いにサポートし合うところをチームとしてずっとやってきました。
コートにいるから、コートの外だからということは関係なしに、それぞれに常に役割があるということです。
藤原選手に関しても毎回違うことを要求していますし、ミドルブロッカーに関しても弱みと強みはどこで、違うミドルブロッカーはこうでというところもあります。
その中でコーチ陣がうまくそこを使う部分と、皆に価値があるというところを信じ続けることです。
スターティングメンバーを下げたからといって、もう試合は終わりだと思わずに、ここから次のチャンスがあるというところ、これが勝ちに1番近づく道だと信じ続けてプレーできたと思います。
スタートではない選手をこうして起用できるかという点に関しては、ベンチも含めて熱い絆の深いチームを持っているからというところです。
――週末2日間連続で試合するということは今までの監督の経験にないと思うがどうか。
ラーナー:土日ダブルヘッダーの試合に関しては気に入っています。
理由としては1日目にどちらのチームが勝ったからといって、それが日曜日の試合を決めるわけではないというところです。
土曜日の第1、2セットで勝敗が決まらないところです。
日曜日もまたチャンスがあるところで、修正できる部分を調整して、もう1回戦えるということです。
メンバーの起用の仕方に関しては、誰が何セット出て、先週であれば9セット出てというところはあります。
感覚としてはスターターを信用しているというよりも、チームを信用している、任せられると思っています。
普段からそういう正しい道でトレーニングをしています。
アスレティックコーチがそこに関しては2日間戦えるように、これまでもトレーニングやケアをいろいろとしてきてくれています。
気持ちの部分に関しても、もう一回相手を学び直さなくていい、でも違うゲームは作り上げられるというところが、VNLや他の国のリーグとは違うところです。
自分たちもそういう風にチームを作ってきています。
今回はこの14人で戦いましたが、多分次は違う14人になるかもしれないです。
やることはいつも一緒で、全部コートの中で出し切るところです。
写真:黒羽白