10月23日に行われたバレーボールSVリーグ女子レギュラーシーズン第2節GAME1、デンソーエアリービーズ対SAGA久光スプリングスの試合後会見から、デンソーエアリービーズのコメントをお届けする。

試合はホーム・宝来屋ボンズアリーナで行われデンソーは1-3で敗れたが、序盤、デンソーはSAGA久光と互角に戦い、今季の実力の一端を見せた。
デンソーエアリービーズ 1(25-22、30-32、20-25、19-25)3 SAGA久光スプリングス
⚫︎川畑遥奈主将(リベロ)

結果的には3対1で負けてしまったんですけど、自分たちが最後に取りきれなかったもったいない試合だったという印象です。悔しい試合になりましたが、次につながる試合になったので、しっかりミーティングして挑みたいと思います。
――今シーズン初めてのホーム開幕戦。福島の声援は?
川畑:ホームで試合ができることを自分たちも楽しみにしていましたし、やっぱりこのボンズアリーナはたくさんの声が聞こえるなと実感しています。自分たちにスポットライトが当たって、上からも声が聞こえます。手拍子が響いて、後押しをしてもらい、力になりました。
――今シーズンのチーム全体の雰囲気や状態は。

川畑:夏場は外国籍選手がいない中で、日本人選手だけで鍛えてきました。コミュニケーションだったり、つなぎの部分で自分たち日本人が負けないように、しっかり一人ひとりがレベルアップできるような練習をしてきました。
そこにロベルタ選手だったり、アマンダ選手が加わってフィットできていると思います。まだ合流していないのですが、ロザマリア選手が加わっても同様です。
大事な場面で取り切ることは試合を通してしかできない部分だと思うので、練習でやれる部分と、試合で自分たちが高めていける部分をもうちょっと詰めていけたらなと思います。
―― SAGA久光との差をどう感じているか。
川畑:強いチームは勝ち方を知っていると思います。大事な場面の点数の取り方だったり、ミスの少なさ、最後にチームとして勝ち切る力を持っている個々のレベルも高いのですけれども、チームとして力がすごくあると思います。
デンソーもこの夏、しっかり鍛えてきました。その努力はSAGA久光さんに劣ってないと感じました。今シーズンの自分たちがすごく楽しみです。
――各選手から「バリエーション」という言葉がよく出てきますね。
川畑:サーブで例えると、ショートサーブだったり、ロングサーブだったり、人の間を狙うというところだったり。スパイクなら勇気を持って指先を狙うのか、フロントレフトをティップで潰して、そこのライトにブロックが厚くいくのか、様々な選択肢の部分のことを監督から言われています。
一つに絞らないっていうところですね。
選手も引き出しが増えていると思います。それは特別なことではないのかもしれないですけれども、言語化するところが今までと違うと思います。最初に確認しておく部分が増えたと感じます。
⚫︎イェーモンミャ選手(アウトサイドヒッター)

後半相手が自分たちの流れをつくってきた時に、逆にデンソー側がちょっと落ちてしまったという状況でした。
でも序盤しっかり攻め切れたのは次に繋がることだと思うので、修正していきたいと思います。
――ロザマリア選手が療養中の今、どんな気持ちで試合に臨んでいるか。
イェーモンミャ:オポジットはチームの中で点数を稼ぐポジションだと思うので、とにかく点数を取っていく責任を持ってプレーしています。
――ホーム開幕戦、自身のプレーを振り返って。
イェーモンミャ:序盤は点を取ることができていたと思うのですが、終盤、体力が落ちたり相手が対応してきたりした時に、自分のプレーに修正を加えてまた点を取っていく、そのことが課題です。そこは修正していきたいと思いました。

――後半ブロックがつく場面が多かったが。
イェーモンミャ:ブロックを飛ばそうと思っていたのですが、考えていることと自分の動きがリンクしていませんでした。もう一回冷静にブロックを見て対応することを徹底してやりたいと思いました。
後半にブロックがついてきたってということは、しっかり相手にマークされている、意識されているということだと思うので、プラスに考えて、2枚ついた場合の決め方を考えてやっていきたいと思います。
――状況に応じたプレーを意識しているとのことですが。
イェーモンミャ:自分の打ちたいってところに打つのではなくて、ジャンプした時に相手のブロックがどう動いているかを見て、最後に打つ場所を決めることを試みました。終盤は自分のリズムだけで入ってしまうと、相手にシャットされてしまうことがあったので、終盤もしっかりスペースを取って、相手のブロックを見ながら打てたらいいなと思います。
――入団2年目、ファンにどんなプレーを見せていきたいか。
イェーモンミャ:つい声が出ちゃうようなプレーだとか、ファンの皆さんが一緒に戦いたくなるような、周囲を魅了できるプレーが自分の持ち味だと思っているので、どんな状況でも熱くやることを引き続き続けたいと思います。
⚫︎エンヒーケ・モデネジ監督

効率の高いチームとの対戦、厳しい試合になることを自分も予想してました。スタメンのメンバーだけでもなく、全体としてSAGA久光さんは、本当にレベルの高い選手がいっぱいいるチームです。スタッフ、選手も才能があると思いました。
第1セット、第2セットまでは、同じレベルでプレーができていたと思いますが、トランジションのところで、もったいない失点があったり、相手に点数を与えてしまいました。第3セット以降は相手もアジャストしてきて、我々にとっては本当に厳しい戦いになりました。
北窓選手が外国籍の選手の代わりに入って、相手がサイドアウトでとても切れるようになりました。こちらはサイドアウトが同じレベルでなかなか切れず、厳しい戦いになりました。
負けましたけれども、選手たちが出し切る姿勢が見えたので、とても嬉しかったです。ロザマリアもいないので厳しい戦いが続きますが、もっと伸びるチームになると自分は信じています。
――イェーモンミャ選手の今日のプレーについて。

エンヒーケ:本当にこれからの選手です。すごい力があると思っています。しかし、相手も彼女のプレーに慣れてくるでしょう。今後、相手に合わせられた時にどうやって決めていくかということを、もっと学んでいかないといけないのかなと感じました。
――後半で修正した点は。
エンヒーケ:メンバーチェンジも含め、バリエーションを出していかなければと考えました。
――バリエーションについて言及されることが多いが、SAGA久光から感じるクオリティーはプレーそのものの質か、バリエーションの豊かさか。
エンヒーケ:個人の技術も高い。経験ある選手がたくさんいます。一人ずつがチームにアジャストしてくる。
それだけでなく、アタックバリエーションとかサーブバリエーションも自然にやってきます。
メンバーチェンジとか、チームのバリエーションもあって非常に効率が高いと思います。
アウトサイドヒッターに少し安定感がなくても、後から入った北窓選手がチームに安定をもたらしていました。
――ロザマリア選手不在の中でのチームの雰囲気は。
エンヒーケ:みんな明るく、頑張って練習しています。雰囲気はもう文句なしです。
今日はロザマリアだけでなく、大崎選手もいなかった(コンディション不良)ということが大きかった。
現状はフルメンバーで戦えていませんが、今いる選手たちと戦っていかないといけない。そこは受け止めるべきことだと思っています。
――明日に向けて修正点は。
エンヒーケ:試合の中で、すぐ修正ができることが一番大事だと思いました。今日、明日できるものを、みんなで研究していきたいと思います。
撮影 堀江丈